手術治療

卵管鏡・手術

卵管鏡下卵管形成術(FT)とは

卵管は卵巣から排卵する卵子を卵管采で回収し、蠕動運動にて子宮側へ運搬したり、卵管膨大部での受精などの妊娠に至るまでの重要な役割を担っています。

卵管が閉塞したり狭窄していると、卵子や精子、受精卵が卵管を通過できない状況となり、不妊の原因となります。一般的に女性不妊に占める卵管因子(卵管が閉塞していることが原因の不妊症)の割合は約30%前後と報告されています。

卵管閉塞・狭窄が強い場合、妊娠に至るには体外受精が必要となりますが、卵管鏡下卵管形成術を行うことによって一般治療(タイミング・人工授精)で妊娠が可能になります。

1適応

  • ・子宮卵管造影検査で片側あるいは両側の卵管閉塞、または高度の狭窄所見が確認された場合に手術適応となります。

2FTの治療効果

  • ・FT後、一般治療(タイミングや人工授精)での妊娠率は約30%程度です。
  • ・FT後6周期を経過しても妊娠に至らない場合は、再度の子宮卵管造影検査を行ったり、次のステップを考慮することがあります。

3実施時期

  • ・体への負担が少ないため、排卵前の卵胞期にFTを行うと、同一周期でタイミング治療も行うことが可能です。

4麻酔

  • ・静脈麻酔で行うため、ほぼ眠っている間に終了します。アレルギーや喘息など麻酔にリスクがある方は局所麻酔と鎮痛剤併用で行う場合があります。入院は必要なく日帰りで処置可能です。

5副作用

  • ・卵管穿孔を起こす報告が稀にあるため慎重に手術を行います。通常、経過観察のみで改善します。

6実際の手術

  • 1子宮の中にFTカテーテルを挿入し、卵管鏡で卵管の入り口を確認します。
  • 2入り口を確認した後、その中に卵管鏡と一緒にバルーンといわれる風船の管を伸ばしていきます。バルーンを膨らまして閉塞・狭窄部位を拡張していきます。
  • 3障害部位を拡張した後はバルーンを引き戻しながら卵管鏡で卵管内腔を観察して処置を終了します。
卵管鏡下卵管形成術(FT)の流れ
1予約
事前の診察で医師より手術処置の説明があり、同意書を作成します。
月経が開始したら患者様ご自身で電話でのご予約をお願いいたします。
月経少量~月経12日目にご予約をお願いいたします。
月、木、土曜日に受け付けております。
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2当日
10:30頃にご来院をお願いいたします(日帰り)。
1階で受付後に2階リカバリールームにご案内いたします。
リカバリールームで着替えていただき、問診表確認、静脈路確保を行います。
局所麻酔または静脈麻酔下に手術室で処置を行います。
術後リカバリー室でお休みいただき、医師より画像とともに手術の所見を説明いたします。また当日の注意点説明、次回の受診について説明を行います。
↓
3帰宅
薬剤師による投薬があります。
お会計時に処方箋をお渡しします。次回受診予約をお願いいたします。
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